日本人の1割弱の人が片頭痛に悩まされているといわれています。その割合は男性よりも女性に多く、たいていの場合は10~20歳代で症状が現れ始め、その後「頭痛持ち」に移行していきます。片頭痛の痛みは数時間から、長い場合は数日間続き、名前のとおり、頭の片側のこめかみから目にかけて痛むことが多いのですが、両側や後頭部が痛む場合もあります。

片頭痛の症状には、以下のような特徴があります。
●「ズキンズキン」あるいは「ガンガン」と脈打つような激しい痛みが持続する
●発作の回数は、月に1~2回程度から、多いときには週に1~2回のケースもある
●痛みは1~2時間でピークに達し、吐き気や嘔吐を伴うケースが多い
●痛みが激しく、仕事や勉強などが手につかなくなったり、寝込んでしまうこともある
●発作の時は、姿勢を変えたり、頭をちょっと傾けたりするだけでも痛みが強くなる
●音や光に対して過敏になる
●明るい場所、周りがうるさいときにも痛みが増す

片頭痛は、発作が収まると痛みは消えてしまい、ふだんは何の症状もありません。そのため、片頭痛の発作が起きたときだけ市販の鎮痛剤を服用して、痛みを我慢してしまう人も少なくありません。市販の鎮痛剤でうまく痛みをコントロールできていれば問題ありませんが、発作が頻繁な場合、鎮痛剤が効かない場合、鎮痛剤を毎日のように服用している場合、痛みがひどく寝込んでしまう場合など日常生活に支障が出るケースは、医師に相談するようにしましょう。